Sophists' Almanac

世界について知りたいとき

映像から学ぶ歴史 - NHK『映像の世紀』で 1900年代の世界を学ぶ

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NHK のドキュメンタリーシリーズ『映像の世紀

貴重なアーカイブス映像の数々に圧倒される迫力。

それもそのはずです。日本の NHK とアメリカの ABC の合同取材。

知っておくべき私たちの時代の歴史。

ぜひレクチャーノートをとりながら全編を見てみよう。

 

 

歴史は繰り返す、といわれるけど、まったく同じ繰り返しはないとおもう。ますますひどくなることはあり得るけど。だって人間は変わらず愚かでも、人間の技術だけは進んでいくから、戦争は規模を増しておぞましいまでに非人道的になり、そして大量破壊兵器は簡単にこの地球を滅ぼすことができるまでになった。

 

でも、もし歴史は繰り返すとしたら、大きな弧を描いて、いま私たちが生きているニューミレニアムの世代は、どこまで来ているのだろうか。

 

今から100年前、ヒトラーは当時のメディアを最も巧みに使ってポピュリズムの流れを作った。『第一集 ヒトラーの野望』の時代、人々はヒトラーを喚起して迎え、ナショナリズム (民族主義) が台頭してくる。まさに今、SNS という新しいメディアを巧みに使ってデマやヘイトを扇動し、人々の支持を集めようとする政治と似てはいないだろうか。

 

そして、国営放送である NHK が、日本の戦前・戦中・戦後をどのように映像にしたのか、その点もクリティカルにみてみたいね。

 

【第1集】 20世紀の幕開け

第1集では王朝国家が終えんを迎える19世紀末から第一次世界大戦までを紹介。1900年のパリ万博をはじめライト兄弟による飛行機の発明や大英帝国ヴィクトリア女王の葬儀、ロシア革命で処刑されるニコライ二世一家、第一次世界大戦の導火線となったオーストリア帝国皇太子暗殺事件当日の映像等々、激動の20世紀の幕開けをビビッドに描く。ルノアールやモネ、文豪トルストイも「時代の証言者」として登場する。

 

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【第2集】 大量殺戮の完成

動く映像で記録された史上初めての戦争、第一次世界大戦。フィルムには、農業用トラクターを改良した1号戦車、最初の空爆、毒ガス兵器など大量殺りく兵器の誕生と、なすすべもなく死んだ兵士の姿が記録されている。また、若き日のマッカーサーチャーチルルーズベルトチャップリンなど、のちに世界を大きく動かすことになる人物たちも登場。第一次大戦ぼっ発からロシア革命、アメリカ参戦、そして終戦までを追う。

 

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【第3集】 それはマンハッタンから始まった

戦争景気にわくアメリカが、国力を高め資本主義社会の基本スタイルを形成した1920年代。娯楽性の高い大衆文化、モータリゼーション、マスメディアの発達とその功罪、モラルの変化、スキャンダリズム、移民社会と排他主義、多様な犯罪、そして拝金主義と好景気の果ての経済恐慌。成熟社会の真っ只中にあるアメリカが経験するこれらの「光と影」をニューヨーク・マンハッタンを舞台に鮮烈に描く。

 

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【第4集】 ヒトラーの野望

20世紀、最も巧みに映像を利用して大衆の心をとらえた権力者ヒトラー。国家がプロパガンダ映画を使い世論をリードした1930年代。ナチスが自ら制作した映像を通して、ヒトラーが熱狂的支持を得た背景や戦術を探る。大恐慌からの再建に苦しむアメリカ、資本主義社会への優越性を宣言するソ連満州国の建設に踏み出した日本の姿を織り込みながら世界を戦争に巻き込むナチス・ドイツの狂気への道を映し出す。

 

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【第5集】 世界は地獄を見た

第二次世界大戦は、非戦闘員である市民が攻撃された史上最悪の戦争であった。目的のためには手段を選ばず大量殺戮(さつりく)する戦略は、ナチスによるユダヤ人虐殺(ぎゃくさつ)やアメリカの原爆投下という地獄を生み出した。大量破壊兵器による徹底した破壊と殺戮(さつりく)、おびただしい屍(しかばね)、ホロコーストの実態などカメラが記録した衝撃の映像の数々。「人類の反省」の遺産ともいうべき映像である。

 

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【第6集】 独立の旗の下に

アジア諸国は欧米列強に長く支配され、その後日本が支配権を競った。やがて日本が敗れるとアジアの人々は悲願の祖国独立に立ち上がる。インド独立の父・ガンジー、4億人の巨大国家中国を束ねた毛沢東、ヴェトナム独立の指導者ホーチミン等、アジアの指導者たちが持つ苦悩を含め、列強による植民地支配の実情や独立運動の変遷を半世紀に渡って描く。

 

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【第7集】 勝者の世界分割

米大統領ルーズベルト、英首相チャーチルソ連首相スターリンによって開かれたヤルタ会談は、ソ連の対日参戦決定と日本軍捕虜のシベリア抑留、朝鮮半島の米ソによる分割統治の悲劇をもたらし、結果的に東西冷戦の始まりとなった。東欧では強引な共産化が推し進められる一方、アメリカではマッカーシーによる赤狩りが猛威を振るい、冷戦はついに朝鮮戦争で火を噴き、世界は二つの陣営に分割された。

 

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【第8集】 恐怖の中の平和

東西冷戦は世界を二分し、国家や民族を引き裂いた。米ソのミサイル開発戦争は、一瞬で世界を壊滅させる核戦争の脅威に人類を追い込み、キューバ危機で緊張は頂点まで達した。フルシチョフが失脚後に録音した「回想録」で米ソの攻防をたどり、米ソのミサイル基地の爆発炎上事故、死の灰による犠牲者を出した米の核実験、韓国駐留米軍を慰問するマリリン・モンローの映像などを交え、冷戦の時代を映像で振り返る。

 

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【第9集】 ベトナムの衝撃~アメリカ社会が揺らぎ始めた~

ベトナム戦争は、テレビがお茶の間に本格的に伝えた初めての戦争である。1960年代ケネディ大統領暗殺後、アメリカはベトナムに深入りする一方で、国民は繁栄の裏に巣くう貧困や権力者の欺瞞(ぎまん)に疑いの眼を向ける。ヒッピーなどのカウンターカルチャーが生まれた時代だ。ベトナム戦争で価値観が大きく揺らぎ始めたアメリカ社会の変貌とベトナム介入から撤退までの「アメリカ支配の終焉(しゅうえん)」を描く。

 

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【第10集】 民族の悲劇果てしなく

冷戦終結ソ連が崩壊した後、世界に再燃した民族紛争や内戦は、再び膨大な数の難民を生み出している。この難民問題は、植民地支配に対する民族運動の勃興(ぼっこう)、2度の世界大戦、社会主義国家の誕生と衰退などに端を発しており、20世紀始まって以来の最大の課題となっている。第10集では、今世紀初頭の映像を織り込み、国家に翻弄(ほんろう)される人々の絶え間ない民族対立の悲劇を伝える。

 

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【第11集】 JAPAN 世界が見た明治・大正・昭和

20世紀、日本が国際社会の一員としての地位を確立した。日露戦争での勝利をきっかけに檜舞台に立ち、その後の韓国併合、シベリア出兵、満州国建国で孤立する。さらに太平洋戦争、敗戦、戦後復興へと至る日本の歩みは、世界にいかに伝えられたのだろうか。外国人のカメラマンが記録した明治末期から昭和20年代末までの日本の映像と外国人が記した記録を軸に世界が見つめた「JAPAN」を描く。

 

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これを見た当時、思ったのだけど、日本以外の世界の歴史はよく描けている。戦争と侵略のその背景までしっかりと描くので、すごくわかりやすい。もう NHK ドキュメンタリーの金字塔といってもいい作品ですね。

 

ところがこと東アジアになると、とたんにわかりにくくなる。なぜこんなことに? どうしてこうなったの?  それもそのはず。日本のうごきが明確に描かれない。まるで真綿で首を締めるようなというか、はっきりと描かれないので見えにくい、どこで日本に焦点を当てるのだろう、とずっと考えながら見ていたの。

 

で、最終の第11の JAPAN で、あ、やっと今日やるのだな、と思ってみたら、日本の政治と戦争ではなく、文化と文物に焦点を当てて終わった。それで終わったの。なんだか、ものすごーく肩透かしだったように感じた。最後の最後に日本を持ってきて、それで電化製品の普及とかで終わりなのー、って感じだったけど、

 

今見直してみてどうなのだろう。

 

みんなも、メモを取りながらみてみよう !

 

この映像で世界史はとってもわかりやすくなるよ。