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6月23日 りゅうちぇるさんが語る『慰霊の日』 - 慰霊の日は、沖縄のことをめちゃくちゃ熱心に考える1日です。

 

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6月23日慰霊の日は、手を合わせてお祈りをします、っていうりゅーちぇるさん。

 

あまりテレビって見ないのだけど、

りゅうちぇるさんって、なんかめちゃかわいいですよね。

 

そして、ちゃんと根っこのある強い人だと思います。

人をちゃんと愛することのできる人は、ほんとに強い。

 

そのりゅうちぇるさん。

ちぇるちぇるちぇるランド出身らしいです💕

 

でも、その美しいりゅうちぇるさんの故郷は、

 

かつて日本軍と米軍のはざまで恐ろしい戦争に巻き込まれていきました。そして今もなお、毎日のように、米軍基地の騒音や公害や犯罪や協定違反といったさまざまな問題に悩まされ、そして、県の反対をよそに新しい米軍基地の建設が強行されています。

 

今日6月23日、その沖縄県では、『慰霊の日』の式典が行われています。この日は、沖縄戦が終わった日ではありません。

 

多くの沖縄の住民が南部に避難していた時、日本軍も南部に移動し、その南端の摩文仁 (まぶに) というところで、日本軍のトップの司令官牛島満中将と参謀長の長勇中将が切腹自殺し、日本軍と住民たちは司令官不在のまま死ぬまで沖縄戦を戦うよう軍令によって命じられていました。

 

6月23日でせめて戦争終結を宣言していてくれていたら、どれだけの住民と兵士と子どもたちが助かったことでしょう。沖縄では、14歳の子供たちまで兵役に駆りだされていたのですから。

 

わたしたちも、りゅうちぇるさんのふるさとのこと、そして沖縄戦のことを学び、平和を願って、うーとーとー (手を合わせてお祈り) したいと思います。なんたって、慰霊の日は、沖縄のことをめちゃくちゃ熱心に考える一日なんです。これ、広めたいよね。

 

りゅうちぇるさん「沖縄を熱心に考える一日」 慰霊の日 - 沖縄:朝日新聞デジタル

 

 太平洋戦争で激しい地上戦が展開された沖縄で、旧日本軍の組織的戦闘が終わったとされる23日の「慰霊の日」が近づいてきた。沖縄出身のタレントりゅうちぇるさん(22)にとっては、今も特別な日だ。自身のルーツや体験も踏まえた思いとは。

 

 

 高校卒業まで沖縄で育ちました。沖縄では若い子もおじい、おばあから戦争当時の話をよく聞きます。10代だった僕の父方のおばあは「アメリカに捕まるくらいなら、爆弾で死のう」と言って集団自決しようとする群れから、1人だけ逃げて生き残ったそうです。

 

 今も米軍基地があるから、戦争を身近に感じます。宜野湾市にあった自宅前には普天間飛行場があり、ヘリコプターや飛行機が爆音を響かせて飛行するのは当たり前の光景でした。

 

 危険と隣り合わせだと感じたのは、2004年に米軍ヘリが沖縄国際大(同市)に墜落した時です。僕は当時小学校3年生。友だちと本屋を出て、タコライス屋に入ろうとした時でした。ヘリが上空で旋回するのを眺めていたら、急に止まって、垂直に落ちたのです。その光景は忘れられません。

 

 会ったことはありませんが、僕の祖父は戦争中に日本に来た米兵です。戦後沖縄でおばあと出会い、父が生まれました。離婚して米国に帰国したそうですが、おばあは「戦争は人を変えてしまう。皆が皆悪い人じゃないし、皆が皆いい人でもない」と、米兵や祖父を悪く言いませんでした。

 米兵が問題を起こすと「出ていけ」という人もいますが、米兵皆が悪いわけじゃないと思う。だけど、戦争で傷ついている人もいるから「出ていけ」という気持ちもわかります。

 

 慰霊の日は、沖縄のことをめちゃくちゃ熱心に考える一日です。14年に上京してからも、慰霊の日は忘れてはいけないと思い、3年前、ツイッターに「慰霊の日、平和を願い『うーとーとー』をします」と投稿しました。沖縄の言葉で「手を合わせて祈る」という意味です。今も慰霊の日の正午には「うーとーとー」します。

 

 沖縄には悲しみにもまれた歴史があるけれど、ポジティブに明日へ向かう力があります。もっと沖縄のことを知ってほしいから、SNSでずっと発信し続けたいと思っています。(聞き手・逸見那由子)

     ◇

 りゅうちぇる 1995年生まれ。読者モデルの傍ら、テレビのバラエティー番組などに出演。2月には歌手デビューした。読者モデルぺこさん(22)と2016年末に結婚。2月にぺこさんの妊娠を発表した。

 

 

 

ジャーナリスト Jon Mitchell さんがお薦めする、今日、聞くべき音楽。カクマクシャカ 623。カクマクシャカさんたち沖縄のラッパーは、語る (ラップする) 何かをちゃんと持ってる、ほんとのラッパーだと思う。

 

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