Sophists' Almanac

世界について知りたいとき

大学が裏で女子学生に「減点」、男子学生に「加点」 、学生が試験で不正行為をしたら厳しい処分を受けるのに !? ~ 日本のジェンダー事情に世界が驚愕

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8月3日、東京新聞の一面、

( 1 ) 東京医科大学の入試で女子を一律減点、

( 2 ) 自民党杉田水脈議員、同性愛者「生産性ない」発言、

( 3 ) 自民党の前川とむ議員、同性愛「趣味みたいなもの」発言・・・。

なんでなのかな、日本って・・・。

 

今日も期末試験です。

暑いけど、みんながんばって学校いこう !

 

定期試験でも厳重な試験監督をして、教官側は公正さに勤めています。単位認定も、小数点以下まで厳密な点数をつけていき、最後にすべてを合計し、単位認定判断をしますね。

 

でも・・・・

そこでもし女性だけ「減点」し、男性だけ「加点」されていたらどう思います?

 

はあ~ ?

って感じだよね。

 

日本では、職場で女性はとたんに日本のひどく性差別主義的な現実に直面したりします。だから、そのときにくじけたりしないように、大学にいるときは平等で、しっかりと机並べて手を取り合って共に学んでいきたい。学問こそが、社会悪に打ち勝つための、最も力強い手段なのだから。って、つねづね思っていたけど、

 

どうやら、それも大きく間違っていたらしいです。

 

東京医大では、女性だけ「減点」し、男性だけ「加点」していたらしいです。入試の時。これは、世界にも驚きをもって紹介されています。あとで BBC などの報道を見てみましょうね。つまり、この大学は Affirmative Action の逆をやっていたという事なのです。

 

Affirmative Action というのがあります。差別是正措置。これは批判する人も多いのですが、あの J. F. Kennedy 大統領が Executive Order (大統領令・行政命令) としてはじめた差別是正措置で、マイノリティーのグルーブが入学しやすいように枠を設け、点数をあげるというものです。

 

いま大学に行くと、白人系ではなく、アフリカ系アメリカの教授や先住民の教授にじかに African American Studies などを教えてもらうことができます。普通のことです。でもそれが普通のことになるのに、ものすごい時間がかかった。こうしたアフリカ系アメリカの教授とかは Affirmative Action の世代であり、この政策がもたらした「成果」というものがあって時代が変わったことが主張されています。

 

しかし、この日本では、なんと ! 女性のほうが「減点」され、医学部でマジョリティーの男性のほうが「加点」されているという・・・・、信じがたいニュースが入ってきました。文系の先生たちにとっては、これはもうびっくりのことです。

 

<東京医科大>女子の合格抑制 一律減点、男子に加点も(毎日新聞) - Yahoo!ニュース

 

 文部科学省の私立大支援事業を巡る汚職事件で、今年度の入試で同省幹部の息子を不正合格させたとされる東京医科大が2011年以降、女子受験生の点数を一律で減点するなど男子受験生を優遇していたことが関係者への取材で明らかになった。同大の入試の募集要項にこうした措置は記されておらず、不公平との批判が上がりそうだ。

 関係者によると、同大医学部医学科の一般入試の合格者数は10年に女子が全体の4割弱に達したため、「女子は3割以内におさえるべきだ」として、翌年以降、男子優遇の措置が取られてきたという。具体的には、マークシート方式の1次試験で女子の点を一律に減点したり、小論文と面接で実施される2次試験で男子の小論文の点数を加点したりしていたという。

 同大のOBは「入試の得点は女子の方が高い傾向があり、点数順に合格させたら女子大になってしまう」とした上で「女性は大学卒業後に医師になっても、妊娠や出産で離職する率が高い。女性が働くインフラが十分ではない状況で、仕方のない措置だった」と話した。

 入試での男子優遇措置の有無について、同大は「現時点ではコメントを差し控える。内部調査の結果はいずれかの段階で報告する」としている。

 同大を巡っては、同省の私立大支援事業で有利な取り計らいをするよう昨年5月に佐野太同省前科学技術・学術政策局長(59)=受託収賄罪で起訴=に依頼した見返りに、今年2月の入試で前局長の息子を不正合格させたとして、臼井正彦前理事長(77)と鈴木衛前学長(69)が贈賄罪で起訴されている。

 

「女子大になってしまう」とう、この記事のコメントもおかしいですね。入試の得点は女子のほうが男子よりいい点を取る。だからといって点数順に合格させても、ぜったいに「女子大」になったりはしません。

 

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朝日新聞デジタル

 

どうしてこの受験者の割合で、女子大になるぞーと騒ぐのか、おかしいですよね。

 

これ、Affirmative Action をやれば黒人などのマイノリティーがいっぱい大学に入って、「アメリカの大学がマイノリティーだらけになる」、と事実とは違う事を大げさに言って人々をあおる白人至上主義のレイシストたちが言っていることと変わりませんよ。大学は、白人のものではない。いろんな人が一緒に学べるところが大学というものです。

 

それと同じで、これ、東京医大を基本男子校にしておきたい人たちの発言なのです。

 

「女性を受け入れるインフラが整っていない」も、それこそおかしい性差別で、自ら大学が改善していくべき問題です。

 

かつて、R 大学の法学部には女性トイレがありませんでした。ご存知の通り古いキャンパスなので、女性が大学に入れなかった時代の名残が、そうしたトイレ事情にも残されていたのです。でも、女子トイレがない、とかの理由で女性が法学部に入れないなんてありえませんね。現在では、もちろん女子トイレ、ありますよ。

 

大学は、不正行為があれば学生を厳しく処分するのに、大学が裏で勝手に減点したり加点したりする不正行為はばっせられないのかな。不正行為の犯罪です。そこまでして女性の医師を育てたくない大学って・・・。なんなんだろ。世界には驚きをもって迎えられています。

 

あと、女性の医師が働きづらいなんて、そんな状況を作っている日本の社会は、特殊なものです。下の各国の女性医師割合を確認してみて。日本は最下位ですね。

 

 

 

 

 

21世紀なのに、19世紀と変わらない日本のジェンダー事情。

 

河出書房新社 翻訳書 on Twitter:

"東京医大が女子受験生を一律減点、合格者数を抑制のニュースに怒りで泣きました。ジャッキー・フレミング『問題だらけの女性たち』(松田青子訳)で描かれている19世紀と何ら変わっていない今の日本に、私たちは怒っています。

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東京医科大 女子受験者の点数を一律10%以上減点の年も | NHKニュース

 

東京医科大学が医学部医学科の一般入試で、受験者側に説明しないまま女子の受験者の点数に係数を掛けて一律に減点し、合格者の数を抑えていたことが関係者への取材でわかりました。女子の点数を10%以上一律に減点した年もあったということで、大学は来週にも調査結果を公表することにしています。

東京医科大学をめぐっては、私立大学の支援事業の選定で文部科学省の前局長から便宜を図ってもらう見返りに、受験した前局長の息子を不正に合格させたとして、理事長だった臼井正彦被告(77)らが贈賄の罪で東京地検特捜部に在宅起訴されています。

前局長の息子が受験したことしの医学部医学科の一般入試は、1次の学科試験に合格した受験者が面接などの2次試験に進む仕組みになっていますが、大学側が1次試験の女子の受験者の点数に係数を掛けて一律に減点し、合格者の数を抑えていたことが関係者への取材でわかりました。

関係者によりますと、こうした点数操作は平成22年の一般入試で女子の合格者が4割近くになったことなどをきっかけに行われ、女子の点数を10%以上一律に減点した年もあったということです。

しかし、入試の募集要項には男女の定員に関する記載はなく、受験者側に一切、説明しないまま点数操作続けられていたということです。

平成23年以降、女子の合格者は3割前後で推移していて、ことしの合格者は男子が141人だったのに対し、女子は30人と全体の2割以下にとどまっていました。

NHKの取材に対し、大学関係者の1人は「女性は結婚や出産で医師を辞めたり休職したりするケースが多く、あまりに増えてしまうと大学病院の態勢を維持できないという危機感があった」と話しています。

関係者によりますと、こうした点数操作は事件を受けた内部調査の過程で発覚したということで、大学は来週にも調査結果を公表することにしています。

 

1点足りずに不合格 100人規模

女子の受験生の点数に係数を掛けて一律に減点していたことについて、大手予備校の関係者は、東京医科大学は私立大学の医学部の中でも比較的、人気が高いため、合格ラインに1点足りずに不合格となる受験生は100人規模に上るとしています。
そのうえで「まして10%以上も減点されれば、相当数の合否の逆転現象が起きていることになる。著しく公平性に欠けた入試だ」と話しています。

専門家「医療現場の論理だけで検討不十分」

大学入試に詳しい東京大学高大接続研究開発センター長の南風原朝和教授は「一律に係数をかけるという荒っぽい方法で、女子に対して不公平な入試が実施されていたことに驚いている。医学部という学ぶ場と大学病院といった仕事の場が直結している特殊な事情はあるかもしれないが、医療現場の論理からの判断だけで、入試の公平性の観点からの検討が不十分だったのではないか」と指摘しました。

そのうえで「選抜方法は募集要項に合理的な説明がなされれば、受験生も納得できると思うが、募集要項に書いていないルールを適用するというのはアウトだ」と話しています。

医療関係者「ほかの大学でも実施」

東京医科大学が女子の合格者の数を抑えていたことについて、複数の医療関係者は「合格者の男女の割合を調整することは、ほかの一部の医科大学でも行われている」と証言しています。

一方で、「面接の評価で差をつけるケースが多く、今回のように一次の学科試験で女性の点数を一律に下げるやり方は聞いたことがない」と話しています。

受験生からは怒りの声

東京医科大学の入試をめぐる問題で、医科大学や医学部を目指す受験生からは、男女を問わず「許せない」という怒りの声などが聞かれました。

東京 千代田区にある医科大学や医学部の受験専門の予備校に通う高校3年の女子生徒は「医学部に入りたくて、頑張って勉強している受験生としては許せないです。医師というのは、性別に関係ない仕事だと思います。女性だから入学できないというのは間違っていると思います」と話していました。

また、浪人生だという19歳の男性は「受験生は男女関係なく努力をしています。1点を争う入試の現場で、大幅な点数の調整が行われていたとすれば、あってはならないことだと感じます。たとえ、女性が医師の仕事を続けにくいという現状があるにしても、入試の段階でこうしたことを行うべきではないと思います」と話していました。
 

批判の声相次ぐ

東京 千代田区では、さまざまな立場の人たちから批判の声が相次ぎました。

大学入試を控えた高校3年の女子生徒は「頑張って勉強しても、男性というだけで優遇されるのは残念で悲しいです」と話し、40代の母親は「一生懸命勉強しているわけなので、不公平なのは困ります。男女問わず頑張った人が認められるようになってほしいです」と話していました。

建設業界で働いているという60代の男性は「入試の段階で性別で差をつけるのはひどいと感じます。『女性は結婚してしまうから採用したくない』という考え方は、どんな職業であっても差別だと思いますし、女性が職場復帰できるよう、うまくやればいいと思います」と話していました。

また、60代の女性は「ひどいことで差別だと思いますし、女性の数を減らすということの意味がわかりません。知り合いの女性も『子どもを産めない』と言っていましたし、出産した女性が仕事を続けられないことが問題だと感じます」と話していました。
 

国は女性医師の活躍を推進

厚生労働省によりますと、女性の医師の割合は増加傾向にあり、ことしの医師の国家試験では、合格者9024人のうち、女性は3066人と全体の34%に上りました。

こうした中、医師の働き方改革を議論している厚生労働省の検討会は、女性の医師の仕事と育児の両立を推進するため、ことし1月に支援策を打ち出しました。

具体的には女性の医師が出産や育児のあとに速やかに復帰できるよう、短時間勤務の導入や宿直の免除など、柔軟な働き方を推進するとしています。

東京医科大学が女子の合格者数を抑えていたことについて、厚生労働省は「コメントする立場にない」としたうえで、「女性医師が働きやすい環境を整えていくため引き続き検討を進めていきたい」としています。
 

海外メディアの反応

東京医科大学が女子の受験者の入試の点数を一律に減点し、合格者の数を抑えていたことについて、海外メディアも大きく伝えています。

このうち、フランスのAFP通信は、結婚や出産を機に医師を辞める女性が多いことを理由に、こうした点数操作が正当化されていたとして、「日本の女性は一般的に教育水準が高いのに、この国の悪名高い長時間労働によって、家庭を持つと女性の多くが職場を追われてしまう」と日本の現状を伝えています。

そのうえで、「安倍総理大臣は、女性の社会進出を推進しているが、進展のスピードは遅い」と指摘しています。

また、ロイター通信も「安倍総理大臣は『女性が輝く社会』の実現に取り組んでいるが、女性は相変わらず雇用における苦しい闘いや、子どもを持ったあとの仕事への復帰で障害に直面している」と指摘しています。

そのうえでロイター通信は、ニュースが伝えられたことを受けてインターネット上でも憤りが広がっていると伝えています。

このほか、イギリスの公共放送BBCもインターネット上では日本政府にも目が向けられているとして、「安倍総理大臣が掲げる女性の労働参加を加速させる取り組みに皮肉な状況を生んでいる」などと伝えています。

 

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毎回、授業のたびに基本的にコメントを書いてもらっているけど、ジェンダーに関するコメントは個人差が多い気がしますね。ジェンダーに関して、不平等を感じている学生と、まったく不平等を感じていない学生。むしろ日本の女性は優遇されているというコメントも時々あります。何を基準に世界を考えるかにもよるのでしょう。

 

世界各国比較|医師の男女比ランキング・年代・診療科別

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で、ここでぴったりの音楽です。

 

Fuck You (very, very, much) !

 

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