民主主義を壊すものとは ? 今、大学で「学問」を学ぶときに知っておきたいこと。
見てみよう、
このドキュメンタリー。
いま、大学が、研究者が、ターゲットにされています。
どういうことなんだろう。
ポストトランプ選挙の時代に生きる私達。
大学で学ぶ上で知っておきたいこと。
2018年12月16日(日)放送
バッシング ~その発信源の背後に何が~ 今春、科学技術研究費助成事業「科研費」を巡り、ある「バッシング」が広がった。
ことの発端は、自民党衆議院議員の杉田水脈氏が2月26日の衆院予算委員会分科会で「研究者たちが韓国の人たちと手を組んで(プロパガンダを)やっている」と問題視する質疑を行ったことだった。
その後インターネットでは「反日学者に科研費」という言葉で何人もの学者が名指しされてゆく。「先生は科研費を無駄遣いしているのですか?」と学生から問われた教授もいた。
「大学にとって批判的精神は常に必要。決してその時々の権力の内に『日本』があるわけではない」と声明を発表する大学も。
こうした事態について杉田氏に取材を申し入れたが、「科研費に詳しくないのでインタビューは受けられない」と回答した。
杉田氏と言えば、7月発売の月刊「新潮45」にLGBTに関する記事を寄稿し、事実上の廃刊のきっかけを作ったことで知られる。これに納得がいかないと語る「月刊Hanada」の花田紀凱編集長は、「そもそも杉田さんが書いたものに対してデモで押しかけたり、議員を辞めろというのは行き過ぎだと思った」と述べ、「何をもってヘイトなのか僕にはわからない」「言論には言論を」と話す。
いっぽう、昨年各地の弁護士会に弁護士の懲戒処分が大量に申し立てられたが、これもとあるブログの呼びかけに応じたものと見られている。そこには虚言、デマが含まれている。このブログを書籍化した本には「反日売国奴の排除が必要」とあった。
この出版社にFAXを何度も送り取材を申し入れたが、期限までに質問への回答は返ってこなかった。
今や誰もが簡単に自由に言論を展開できるようになったインターネット空間。自由な発信によって、さまざまな摩擦も引き起こす。
ひとたび放たれた言論は、評価されることもなく、誰も責任をとらずに連打され、特定の個人に攻撃を呼び掛ける呼び水となっているかに見える。
バッシングの背後にあるものは何なのか。その正体を探ってゆく。
大学の研究費がどんどん削られ、さらに科研費までやり玉にあげられる。日本政府に都合のいい研究や、軍事研究には豊かな助成金が約束される。
だいたい、研究に「反日」も「親日」もありませんよね、「役に立つ研究」も、「役に立たない研究」もありません。たんに研究があるだけです。
自由な研究が奪われれば、もうそれは「権力のための御用研究」でしかないし、戦前と同じです。
学問とは何なのか。
私たちは縁あって幸運にも大学で学んでいます。
在学中に、大学でじっくり「本物の学問」の真髄を体感していきましょう。
めぐみっくす on Twitter: "海部宣男・国立天文台名誉教授。言いたいのは、言い古されたことだが「政権は国そのものではない」ということだ(4日東京新聞夕刊)… "