William Shakespeare - Tragedy ① Hamlet
- William Shakespeare, Hamlet (1599)
- "To be, or not to be, that is the question”
- Soliloquy: Act III, Scene I
- Hamlet 2
William Shakespeare, Hamlet (1599)
英国を代表する Shakespearean actor (シェイクスピア俳優) Kenneth Branagh (ケネス・ブラナー) の Hamlet (1996) で聞く名セリフ、"To be, or not to be”
"To be, or not to be, that is the question”
究極 Be 動詞が深すぎて訳せない・・・・。
これは人間の Be 動詞 (つまり存在・状態) を問うてる。
これ昔から議論の的です。
「ながらふべきか、しかしまた、ながらふべきにあらざるか これが試案のしどころぞ」矢田部良吉 (明治15)
「世にある、世にあらぬ、それが疑問じゃ」坪内逍遙(昭和8)
「生か死か・・・・・、それが問題だ」久米正雄
「生きるか、死ぬるか、そこが問題なのだ」(市川三喜・松浦嘉一、1949年)
「生か、死か、それが疑問だ」(福田恆存、1955年)
「このままでいいのか、いけないのか、それが問題だ」(小田島雄志、1972年)
「生きるべきか、死ぬべきか、それが問題だ」(河合祥一郎、2003年)
まようよね。
これこそ、悩める青年ハムレットの悩みどころ。
とにかく英語で、おもいっきりハムレットになりきって発音すべし。
To be
or not to be,
That is the question
そしてこのセリフは日常でも使えます。
英語で言ってみよう !
例文① デザート食べるか食べないか、それが問題だ。
例文➁ デート行くか行かないか、それが問題だ。
例分③ 結婚するかしないか、それが問題だ。
イギリスのシェイクスピア俳優、ケニス・ブラナーの『ハムレット』
賛否両論。四時間もある完全版ハムレット。夏休みの夜、ワインとか用意して、ソファーでじっくり寝ながら見るやつ。
Hamlet is a 1996 film adaptation of William Shakespeare's play Hamlet, adapted for the screen and directed by Kenneth Branagh, who also stars in the titular role as Prince Hamlet. (Wikipedia)
Soliloquy: Act III, Scene I
さあ、みんなはどのハムレットの解釈がいいと思う ?
三人の俳優から選ぶとすると???
Part 1: Kenneth Branagh
Part 2: Adrian Lester
Part 3: Royal Shakespeare Company
Royal Shakespeare Company の Hamlet のなんと斬新な解釈 ! 死への恐怖で極限状態のハムレット。
⇩ セリフをスラッシュしてみたよ。
意味わかんなくなった ?
To be, or not to be, that is the question:
生きるべきか、それとも死すべきか、それが問題だ。
Whether 'tis nobler in the mind to suffer
どちらが心において気高いことなのか、
The slings and arrows of outrageous fortune,
途方もない運命の石つぶてや矢を耐え忍ぶことか
Or to take Arms against a Sea of troubles,
それとも海のように迫りくる苦難の荒らしに武器をとり
And by opposing end them: to die, to sleep
それと闘うことによって苦しみを終わらせることか。死ぬことは、眠ること、
No more; and by a sleep, to say we end
二度と存在しないこと。そして眠りによっていわば我々は終わらせるべきか、
the heart-ache, and the thousand natural shocks
こころの苦しみや、千という持って生まれた責め苦を
that Flesh is heir to? 'Tis a consummation
この肉体がうけついだゆえの? それこそが完全なる終焉というものだ
devoutly to be wished. To die, to sleep,
切にのぞまれるべくした。死ぬことは、眠ること、
To sleep, perchance to Dream; aye, there's the rub,
そして眠ることはおそらくはゆめをみること。そうだ、そこにこそ問題がある。
for in that sleep of death, what dreams may come,
というのも、その死という眠りの中で、どんな夢が訪れるのかということが、
when we have shuffled off this mortal coil,
我々がこの死すべき人間の苦悩をすべて投げすてた後、
must give us pause. There's the respect
それが我々に死ぬのをひきとめさせるに違いない。そういうことなのだ、
that makes Calamity of so long life:
人生の災難をそれほどに長く引きのばさせるのは。
For who would bear the Whips and Scorns of time,
というのも、一体誰が絶えれるというのか、時代の鞭やあざけり
the Oppressor's wrong, the proud man's Contumely,
抑圧者の悪行、鼻持ちならぬ奴の侮蔑
the pangs of despised Love, the Law’s delay,
蔑まれた愛の苦悩、裁判の遅れ 、
the insolence of Office, and the spurns
役人どもの横暴さ、そして不運
that patient merit of the unworthy takes,
まっとうな奴が何の価値もない奴らのむくいをうけるような、
when he himself might his Quietus make
もし、そいつが自分の最後のとどめをさせるなら
with a bare Bodkin? Who would Fardels bear,
このむきだしのたった一本の短剣で? 誰が重荷を担えるというのか、
to grunt and sweat under a weary life,
倦み疲れた人生のもとで、ぶつぶつ文句をいい汗をかきながら
but that the dread of something after death,
もし、死んだ後に何がくるのかというあの怖れ、
the undiscovered country, from whose bourn
つまりあの前人未到の未知の国、その国境から、
no traveller returns, puzzles the will,
一人の旅人も帰還したことがないというが、それが死ぬ意志を挫けさせ、
and makes us rather bear those ills we have,
我々を、今ある苦しみを耐えさせるのだ、むしろ
than fly to others that we know not of.
我々が決して知らぬ未知の苦しみに旅立っていくことよりも。
Thus conscience does make cowards of us all,
このようにして、このい考えが我々皆を臆病者にさせ、
and thus the native hue of Resolution
そしてこのようにして決断の本来の色合いは
Is sicklied o'er, with the pale cast of Thought,
思考という青白い顔立ちで青ざめ、
And enterprises of great pitch and moment,
偉大なる高みと厳かなる企ては
with this regard their Currents turn awry,
このことでその流れをそらされ
And lose the name of Action.
行動の名目を失う。
Hamlet 2
Trailer: Hamlet 2
原作を知っているからこそ楽しめる極上コメディー。
ハムレットを上演することになった
いっぱい笑えるけど、深くてめっちゃ感動するし (笑)。
どこかで見つけたらきっと見てね。
Hamlet 2 is a 2008 American comedy film directed by Andrew Fleming, written by Fleming and Pam Brady, and starring Steve Coogan, Catherine Keener, Amy Poehler, and David Arquette. It was produced by Eric Eisner, Leonid Rozhetskin, and Aaron Ryder. Hamlet 2 was filmed primarily at a New Mexico high school from September to October 2007. The film premiered at the 2008 Sundance Film Festival and was distributed by Focus Features. (Wikipedia)