Sophist Almanac

世界について知りたいとき

偽情報やプロパガンダをどんな風に見破るか

 

ちょっとテストしてみましょう。

 

お題はこれ。

アメリカ大統領選挙 2020年。

 

こんな記事がたくさん出回りました。

これは典型的な偽情報やプロパガンダですが、私たちはどのようにしてそれを見破ることができるでしょうか。

 

ていうか、よくこんなの、ヤフーニュースやドコモニュースとかエキサイトニュースで流すよね。つか流れるんですわ。だから、ニュースをごちゃまぜにして配信するポータルサイトは気をつけましょう。

 

Sample 1 - 切り貼り情報で作られるデマ

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「トランプ氏の票がバイデン氏に」米ミシガン州、複数の郡で問題ある集計ソフトを使用か (2020年11月7日) - エキサイトニュース

 

ミシガン州共和党は11月6日午後に記者会見を開き、同州では、集計ソフトの「不具合」で、大量の共和党の票が民主党にカウントされていたことを明らかにした。

記者会見で同州共和党のローラ・コックス(Laura Cox)議長は「アントリム郡(Antrim County)では、本来共和党に投じられた6000枚の票が民主党側にカウントされ、共和党の候補者に不利益をもたらした」と述べた。

集計ソフトの「不具合」に気づいたのはある女性選挙スタッフ。票を点検したところ、トランプ氏に投じた6000枚の票がバイデン候補に計上されていると分かった。

コックス議長は「ミシガン州の47の郡で同ソフトが使用されている」と述べた。

共和党全国委員会のロンナ・ ロムニー・マクダニエル(Ronna Romney McDaniel)委員長は当日にも、フォックス・ニュースに対し、「ミシガン州で重大な投票違反があった」と語った。

彼女は6日の記者会見で、「民主党員は開票作業の透明性を保つことを拒否している」と指摘した。

トランプ氏の選挙キャンペーンチーム「Trump War Room」もツイッターで、ミシガン州で発覚した問題ソフトの件について言及し、「同ソフトを使用しているほかの郡でも、集計結果に同様の問題がないか、注意深くチェックする必要がある」と指摘した。

共和党全国委員会のマクダニエル委員長は6日、「われわれは、ミシガン州のジョセリン・ベンソン(Jocelyn Benson)州務長官とグレッチェン・ホイットマー(Gretchen Whitmer)州知事が設定したこの集計システムを現時点では信頼していない」とツイートした。

同氏は別のツイートで、「ベンソン州務長官が選挙の公平性が大事だと思っているなら、すべての監視員が集計を正しく行っているかをはっきりと監視すべきだ」と指摘した。

彼女はまた、「これは私たちの民主主義だ。明らかな違反行為は追究しなければならない。われわれ共和党全国委員会は、選挙の完全性を確保し、投票数と集計問題を調査するために、アリゾナジョージア、ミシガン、ペンシルベニアに法務チームを配置した」と述べた。

ミシガン州では、開票センターの窓ガラスが覆われたり、郵便投票の消印が改ざんされたりするなど不正行為が報告されている。

大統領選挙での投票集計問題に加え、同州連邦上院議員選挙においても、多くの不正行為が報告されている。共和党のジョン・ジェームズ(John James)候補は、選挙管理関係者が「不正行為を働き、有権者を抑圧し、選挙に干渉した」と告発している。

ミシガン州の選挙監視員は、「民主党が選挙結果を盗もうとしている」と指摘した。

現地、ジェームズ陣営のコンサルタントを務めたスチュアート・サンドラー(Stuart Sandler)氏は、フォックス・ニュースに対し、「今回の選挙では多くの不正があったことを懸念している。ジェームス氏が決定的な勝利を収めようとしていた時に、突然真夜中に大量の怪しい票が入ってきた」と明らかにした。

サンドラー氏はさらに、「夜中の3時半に突然3万5000枚もの疑わしい票が集計されたという報告も含め、今回の選挙ではあらゆる種類の不正行為が行われていたと同時に、多くの規則違反や誠実さに欠ける行為もあった。彼らは、開票の公平性を疑問視するスタッフの立ち入りを禁じ、食べ物や水も与えず、食べ物や水を買いに外出した者の再入場を許さなかった。また、開票作業は、様々な理由で中断された」と指摘した。


大紀元日本ウェブ編集部)

 

Sample 2 - 情報ロンダリングの手法

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米ミシガン州選挙監視員が不正を告発 「突然、7千票が13万になった」 (2020年11月8日) - エキサイトニュース

ミシガン州デトロイトにある「TCF郵便投票集計センター」の選挙監視員で中国系アメリカ人のシミッド(Schimidt)さんは、自身が目にした3日の夜から4日の早朝までの「不可解」な状況について米ニューヨーク拠点の新唐人テレビに語った。

 

米国は11月3日に大統領選挙を実施し、その翌日の4日にはミシガン州ウィスコンシン州アリゾナ州など、民主党が支配する激戦州で「不正スキャンダル」が明るみに出た。

 

3日、ミシガン州デトロイト共和党選挙監視員のシミッドさんは投票を監視するため、郵便投票の処理を担当するデトロイトのTCFセンター(旧称Cobo Hall)の集計現場にいた。

 

< 不正票ではなく集計票の数 vs タイトル >

彼女は、「私がいる集計所では4日の午前5時前までに約7千票を集計したが、午前4時に新らしく入った1万6千票はまだ集計されていなかった。しかし驚いたことに、2時間後の午前7時に確認したら、同集計所は『その日の夜に13万票を集計した』と発表していた」と語った。

 

郵便投票とは、郵送されてきた投票用紙に記入して返送したり、専用のポストに投かんする期日前投票方法の一種だ。これまでは仕事や病気などやむを得ない事情で、居住地の投票所で投票できない有権者にのみ利用を認めていたが、中共ウイルス(新型コロナウイルス)の感染拡大を受け、感染防止対策が理由であれば有権者登録した人なら誰でも無条件で利用できるようになった。

 

「実際は7千票、しかし13万票と報じられた」

シミッドさんによると、「3日夜に集計された票は全部でせいぜい7千票ほどで、夜中12時頃に集計待ちの票はなかった」という。

 

「しかし、4日の午前4時頃突然、投票用紙61箱を積んだバンがやってきて、同集計所の担当者は『さらに1万6千票が持ち込まれた』と当時発表していた。スタッフは仕事に取り掛かる準備をしていたが、これらの票は最後まで集計スタッフの手には渡らなかった」

 

「集計所は午前5時に全員が会場から退出しなければならなかったため、全員その場を離れいったん帰宅した。しかし、7時頃に情報を確認したところ、自分たちの集計所は『13万票を集計した』と発表していた」

 

シミッドさんは、「そんなことはあり得ない」と指摘した。

 

「一晩かけて、やっと7千票を集計したのに、あんな短時間で一度に13万票も集計するなど、たとえ1分間に50票を集計できたとしても、この数字にはとても届かない、無理だ。一般の人は知らないだろうけど、われわれ現場にいた人であれば、誰でもわかることだ。ここには大きな問題があるに違いない」

 

ミシガン州の法律によると、郵便投票でもその日の夜8時に投票所は閉鎖される。

 

シミッドさんは、「午後8時に閉鎖され、中盤には全く票が出てこなかったというのに、どうして突然朝の4時になってこんなにたくさんの票が出てくるのか、しかも全部デトロイトの票だ。車ですぐにここへ届けられるでしょう」と困惑した様子だった。

 

TCF集計所はホワイトボードを使ってガラス窓を覆い、外部による監視を妨害した。

 

そして、FOXニュースのマット・フィン(Matt Finn)プロデューサーも11月4日、「ホワイトボードを使ってガラス窓を覆い、外部の人々が集計エリア内の状況を観察するのを妨害しているようだ」と同TCF集計所の「不思議」な行動についてツイートした。

 

フィン氏は「ガラス窓を覆うという行為は、同センターの仕事に透明性が欠如することを意味する、つまりこの中で不正行為が行われた可能性がある」と指摘した。

 

「統計上の過失」か?それとも「人的要因」か?


シミッドさんは、「聞いた話では、ミシガン州シャワッシー郡(Shiawassee County)では1万5千票を15万票としてカウントされた」と語った。

 

その結果、バイデン氏は突然、実際の得票数よりも13万8339票多く獲得した。

 

のちに、ニューヨーク・タイムズ紙は、「ミシガン州の小さな郡の書記官による単純なタイプミスは約30分で発見され、修正された」とし、「実際、バイデン氏は誤集計された13万8339票を得ていない」と報じた。

 

しかし、別の謎はまだ未解決のままだ。

 

ミシガン州が「バイデン氏が3万票以上の差をつけて勝利した」と発表したことを受け、共和党全国委員会のオレゴン州委員のソロモン・ユエ(Solomon Yue)氏と多くのネットユーザーは同州ウェブサイトのリアルタイムの開票更新情報をシェアし、物議を醸した。

 

同ウェブサイトの情報では、現地時間の11月4日の午後11時20分までに州内の83郡のうち81郡が集計を完了し、トランプ氏の得票数は237万票(51.07%)を超え、バイデン氏の220万票(47.35%)よりも17万票も多く獲得していたことを示していた。

 

「それなのに、なぜ最終的にはバイデン氏のほうが3万票も多かったのか」

 

トランプチームは「ミシガン州での集計作業の即時停止」を求め、訴訟を起こしたが、同州裁判官によって却下された。

 

トランプ氏は「最終的には最高裁で決定される」と述べた。


大紀元日本ウェブ編集部)

 

さあ、このデマ、どの点から皆さんはデマだという手がかりを得ることができますか?

 

デマにはパターンがあるのです。それを知っておけば、典型的なデマや陰謀論に引っかかることはまずないです。読んでみましょう。

 

wezz-y.com

 

また、ソースをしっかり確認するというのは大切です。日本の場合もそうですが、政治的極右のプロパガンダを担っているのは宗教団体がバックにあるメディアが多いのです。

 

hbol.jp

 

 

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これもデマ

 

 

これもデマ。時系列をごまかしています。