017-20181025 Stereotype
「ステレオ」と聞くと、サウンドをイメージする人は多いかもしれないが、ステレオタイプの語源は印刷用語であり、新聞や辞書などの活字印刷のために使われていたステロ版(鉛版)印刷からきている。ステロ版で印刷すると、型を抜いて作ったかのように似たものができることから、今の「ステレオタイプ」になったといわれている。
人権啓発用語辞典によるとステレオタイプには以下の特徴があるとされている。
- 過度に単純化されていること
- 不確かな情報や知識に基づいて誇張され、しばしばゆがめられた一般化・カテゴリー化であること
- 好悪、善悪、正邪、優劣などといった強力な感情を伴っていること
- 新たな証拠や経験に出会っても、容易に変容しにくいこと
否定的な感情を伴い、上記を満たすものであれば、偏見や差別にもつながりうるだろう。たとえそんなつもりがなくても、無意識の偏見からマイクロアグレッションとなる可能性もある。