Taking to the streets - デモンストレーションは常に民主主義の出発点であり続けるということ
今日の英語は、
To take to the streets = 人々が街にくりだす。つまりデモ (demonstration) をするという意味。
じゃあ、demonstration ってなんだろう。
"This is what democracy looks like."
すごいね、これこそが民主主義の原点。
This is what democracy looks like. #MarchForOurLives pic.twitter.com/2maoyq48oY
— Alyssa Milano (@Alyssa_Milano) 2018年3月24日
よく覚えておきたいのは、
愛をレスペクトもせず、愛のことを学ぼうともしないヤツとつきあったり、結婚して愛 がいっぱいの家庭を築くことができると思う ?
うーーーん、、、絶対ムリやん。
物理的にムリだから。
それと同じです。
Democracy のことを知らず、Democracy のことをレスペクトもせず、Democracy のことを学ぼうともしない国民が、Democracy を持続し、次の世代に受け渡していくことは、
物理的にムリ。
だって Democracy をそもそも知らないんだから。
高校時代は、政治を語るとか、デモに行くとか、なんか遠い世界のように思えた。
ところが、大学に入って、歴史や民主主義を学んで、海外にも留学して、海外の大学でいろんな国の学生達とも政治の話をするようになって、それで、デモ (demonstration = 国民の意思表示) は民主主義の原点だという意識がいつのまにか自分のなかで常識になった。
だって国民のデモからデモクラシーは形成されていったのだから。
アメリカでは、銃乱射事件に高校生たちが立ち上がり、声をあげ、そうして人々の声は全米規模に広がっています。
毎日新聞 2018年2月16日 10時35分
米フロリダ州パークランドの高校で17人が死亡した銃乱射事件で、地元紙は15日、ニコラス・クルーズ容疑者(19)が同州の白人至上主義団体に所属し、自警のための訓練に参加していたと報じた。事件を受け、トランプ大統領が同日、ホワイトハウスで演説し、教育現場の安全確保とメンタルヘルス対策に取り組むと述べる一方、銃規制強化には触れなかった。
どれだけの人が犠牲になれば気が済むのか?銃規制の強化へ向けた活動が全米に広がった
どれだけの人が犠牲になれば気が済むのか?銃規制の強化へ向けた活動が全米に広がった
パークランドをはじめとするアメリカ国内での銃乱射事件で犠牲となった人々への哀悼の意と銃規制の強化を伝えるため、全米で抗議活動が行われている。
2018年2月14日、バレンタインデーに起こったパークランド銃乱射事件。17人の生徒と教師の命が奪われた。この悲劇を二度と繰り返さないため、そして銃規制の強化を訴えるために全米で抗議活動があった。
銃規制を求める全米高校生デモ中継。https://t.co/Kjk1ZuVpRe
— 町山智浩 (@TomoMachi) 2018年3月24日
全米に広がるデモの輪を作りだしていったのは、学友たちを失ったパークランドの高校生たち。エマ・ゴンザレスさんのDCでのスピーチ。命を奪われた学友たちの名前を読み上げ、長い長い沈黙に、銃規制を誰かがやってくれるのを待たず、自分たちで動こうと締めくくる。
“Six minutes and about 20 seconds.” Watch Emma González’s powerful #MarchForOurLives speech: https://t.co/ycNM1ib2WM pic.twitter.com/5cqUsbkpQ5
— Dylan Stableford (@stableford) 2018年3月24日
アリアナ・グランデさんも参加
🇺🇸ワシントンD.C.国会議事堂前のペンシルベニア通りで行われた銃規制を求めるデモ行進は、2月にフロリダ州の高校で起きた銃撃事件を受けて学生による主導で行われました。
それに賛同して参加したアリアナは尊敬に値する人です👏#MarchForOurLives pic.twitter.com/u8Xw56DifH
— 櫻花 (@ouka39087) 2018年3月25日
元ビートルズのポール・マカートニーさんも N.Y. で参加。1980年、仲間のジョン・レノンさんはここ Central Park で狂信的なファンによって撃たれ、亡くなりました。
Paul McCartney, marching in Central Park. “One of my best friends was killed by gun violence right around here.” #MarchforOurLives pic.twitter.com/pK7VSpmA9o
— Cynthia Tobisman (@CETobisman_) 2018年3月24日
キング牧師のお孫さんかわいい !
キング牧師の孫娘、9歳のヨランダさんのスピーチ
— Tetsuya Kawamoto (@xxcalmo) 2018年3月24日
「わたしのおじいちゃんには夢があった。それは彼の4人の幼い子どもたちが、肌の色じゃなくて人格そのもので評価されるという夢です。
わたしには夢がある。もうじゅうぶんだ、銃のない世界じゃなきゃいけないという」。 pic.twitter.com/mLK5LjFHnB
AJ の連ツイ必見。
This isn't the first time students have marched on Washington. In fact, the last big protest contributed to President Richard Nixon's downfall. #MarchForOurLives pic.twitter.com/G1aeaSBKGp
— AJ+ (@ajplus) 2018年3月24日
銃乱射事件は、人間のこころ「精神病」のせいなんだ、「銃」が悪いわけじゃない、と、いつもの理由で動かないトランプ大統領と共和党の政治家と NRA (National Rifle Association) という超保守市民団体に対して、高校生たちが次々と声をあげ、そして若者たちの声に呼応するように、人々が動き始めました。
さて、
この日本ではどうでしょうか。
「驚くべきことは、森友問題に対する日本の世論の結集力が非常に低いことだ。」
でも、日本のテレビニュースではほとんど報じられてないけど、みんな黙ってるわけじゃありません。たくさんの人が、いま、街にでて (took to the street) 、連日のように抗議の声をあげています。
#0325緊急新宿大街宣 、現在多くの方が集まっています! pic.twitter.com/RFhYYFOmIu
— 未来のための公共 (@public4f) 2018年3月25日
高校生も
#0316官邸前大抗議行動
— Criticalist (@Criticalist_) 2018年3月23日
今日の高校生の演説、彼の気持ちがデモで揺れ動いたことがよく伝わってきた。
僕は今回初めてデモに参加したけど、僕も彼と同じような感覚になっていたのだと思う。
同年代として、若者として、これからも物事をクリティカルに考え行動していきたい。 pic.twitter.com/wm7FqDgPCI
大学生も
大学院生の諏訪原健さん「この社会、この政府は、なんでこんなに冷酷なんだろうと思う。人が死んでるんだよ。国民を代表してるんじゃないのかよ。嘘をつくなよ。責任とれよ。そしてこの政府を選んだ私たちにも政府を止める責任がある。あなたが変わった瞬間から社会も変わってる」#0325緊急新宿大街宣 pic.twitter.com/0fDnBBV5CE
— 未来のための公共 (@public4f) 2018年3月25日
サラリーマンも
#0325緊急新宿大街宣#新宿伊勢丹前
— 加藤郁美 (@katoikumi) 2018年3月25日
最後のコール、最高だった。飽きっぽいので街宣はあんまり行かないけど、今日は行ってよかった。飛び入りサラリーマン32歳の人のスピーチもびっくりするほと上手で、ストレートに響くものだった。みんなすごい😄。 pic.twitter.com/PCSCuiUX75
でも、ものすごい数の機動隊が・・・
沖縄の高江や辺野古でおこりうることは、日本中まさにどこでも起こりうる事なんです。
なんだこの光景は…
— 真山勇一 参議院議員 (@MayamaMia) 2018年3月24日
一体、何が起きているのだろうか。
以前、戒厳令が敷かれ、夜間外出禁止令が出ていたソウルに取材に行った時でも、こんな光景は見なかった。 pic.twitter.com/23n6gUlv7s
#MarchForOurLives いろんな写真みてるけど、警官が写ってるものがまるでない 笑。それどころかNYみたいに市が公式アカウントでエール送ってたり、日本のデモへの扱いとの違いがすさまじい。やはり「政治意識の差」とかいう狭い話じゃないなーhttps://t.co/ymhCWmOsng
— hiromitsu shoji (@Bacon_mame) 2018年3月24日
デモなんかやっても意味がないという人は、なぜ今、東京都が必死にデモを規制しようとしているか考えて欲しい。めちゃめちゃ効果があるってことだよ。
— 紫野あすか (@asunokaori) 2018年3月20日
アメリカの 1960s 公民権運動 (civil rights movement) もやはりたくさんのデモでひとりひとりが人種差別反対の意思を表明していった。そうして社会がかわり、政治を動かした。歴史を知っていないと、大切な事を見失うね。 https://t.co/NmTRUVkhgE
— LoveSophia (@milanochiostro) 2018年3月21日
国民の意思の表明である demonstration (デモ) はつねに民主主義の出発点であり続けます。
いま、日本とアメリカで人々が声をあげています。
どうなっていくのか、「いま」をしっかり見据えて生きていきましょう。