Sophist Almanac

世界について知りたいとき

Taking to the streets - デモンストレーションは常に民主主義の出発点であり続けるということ

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今日の英語は、

 

To take to the streets = 人々が街にくりだす。つまりデモ (demonstration) をするという意味。

 

じゃあ、demonstration ってなんだろう。

 

"This is what democracy looks like." 

すごいね、これこそが民主主義の原点。

 

 

よく覚えておきたいのは、

 

愛をレスペクトもせず、愛のことを学ぼうともしないヤツとつきあったり、結婚して愛 がいっぱいの家庭を築くことができると思う ?  

 

うーーーん、、、絶対ムリやん。

物理的にムリだから。

 

それと同じです。

 

Democracy のことを知らず、Democracy のことをレスペクトもせず、Democracy のことを学ぼうともしない国民が、Democracy を持続し、次の世代に受け渡していくことは、

 

物理的にムリ。

だって Democracy をそもそも知らないんだから。

 

高校時代は、政治を語るとか、デモに行くとか、なんか遠い世界のように思えた。

 

ところが、大学に入って、歴史や民主主義を学んで、海外にも留学して、海外の大学でいろんな国の学生達とも政治の話をするようになって、それで、デモ (demonstration = 国民の意思表示) は民主主義の原点だという意識がいつのまにか自分のなかで常識になった。

 

だって国民のデモからデモクラシーは形成されていったのだから。 

 

アメリカでは、銃乱射事件に高校生たちが立ち上がり、声をあげ、そうして人々の声は全米規模に広がっています。

 

毎日新聞 2018年2月16日 10時35分

フロリダ州パークランドの高校で17人が死亡した銃乱射事件で、地元紙は15日、ニコラス・クルーズ容疑者(19)が同州の白人至上主義団体に所属し、自警のための訓練に参加していたと報じた。事件を受け、トランプ大統領が同日、ホワイトハウスで演説し、教育現場の安全確保とメンタルヘルス対策に取り組むと述べる一方、銃規制強化には触れなかった。

米乱射:容疑者、白人至上主義団体に所属 自警訓練に参加

 

どれだけの人が犠牲になれば気が済むのか?銃規制の強化へ向けた活動が全米に広がった

どれだけの人が犠牲になれば気が済むのか?銃規制の強化へ向けた活動が全米に広がった
パークランドをはじめとするアメリカ国内での銃乱射事件で犠牲となった人々への哀悼の意と銃規制の強化を伝えるため、全米で抗議活動が行われている。


2018年2月14日、バレンタインデーに起こったパークランド銃乱射事件。17人の生徒と教師の命が奪われた。この悲劇を二度と繰り返さないため、そして銃規制の強化を訴えるために全米で抗議活動があった。

https://www.buzzfeed.com/jp/gabrielsanchez

 

 

全米に広がるデモの輪を作りだしていったのは、学友たちを失ったパークランドの高校生たち。エマ・ゴンザレスさんのDCでのスピーチ。命を奪われた学友たちの名前を読み上げ、長い長い沈黙に、銃規制を誰かがやってくれるのを待たず、自分たちで動こうと締めくくる。

 

 

youtu.be

 

 

アリアナ・グランデさんも参加

 

🇺🇸ワシントンD.C.国会議事堂前のペンシルベニア通りで行われた銃規制を求めるデモ行進は、2月にフロリダ州の高校で起きた銃撃事件を受けて学生による主導で行われました。

それに賛同して参加したアリアナは尊敬に値する人です👏

#MarchForOurLives pic.twitter.com/u8Xw56DifH

— 櫻花 (@ouka39087) 2018年3月25日

 

youtu.be

 

ビートルズのポール・マカートニーさんも N.Y. で参加。1980年、仲間のジョン・レノンさんはここ Central Park で狂信的なファンによって撃たれ、亡くなりました。

 

  

キング牧師のお孫さんかわいい ! 

 

  

AJ の連ツイ必見。

 

  

銃乱射事件は、人間のこころ「精神病」のせいなんだ、「銃」が悪いわけじゃない、と、いつもの理由で動かないトランプ大統領共和党の政治家と NRA (National Rifle Association) という超保守市民団体に対して、高校生たちが次々と声をあげ、そして若者たちの声に呼応するように、人々が動き始めました。

 

さて、

この日本ではどうでしょうか。

 

「驚くべきことは、森友問題に対する日本の世論の結集力が非常に低いことだ。」

toyokeizai.net

 

でも、日本のテレビニュースではほとんど報じられてないけど、みんな黙ってるわけじゃありません。たくさんの人が、いま、街にでて (took to the street) 、連日のように抗議の声をあげています。

 

  

高校生も

 

  

大学生も

 

  

サラリーマンも

 

  

でも、ものすごい数の機動隊が・・・

沖縄の高江や辺野古でおこりうることは、日本中まさにどこでも起こりうる事なんです。

 

 

  

 

  

国民の意思の表明である demonstration (デモ) はつねに民主主義の出発点であり続けます。

 

いま、日本とアメリカで人々が声をあげています。

 

どうなっていくのか、「いま」をしっかり見据えて生きていきましょう。