2020年アメリカ大統領選挙の開票が始まります ! 当日の見どころポイントは !?
塗り絵が始まりましたよ !!!
さあ、
はじまりましたね !
ケーブルテレビが見れなくても、
ネットで随時見れますが、
朝日新聞見てみましょう。
わかりやすい。
【速報中】2州で勝者決定 米大統領選の開票作業始まる - アメリカ大統領選挙2020 [アメリカ大統領選2020]:朝日新聞デジタル
CNN の速報みてみましょう !!!
いろいろクリックしてみよう。
細かく集計データが出てきます。
インディアナ州はトランプで決まり。
ケンタッキー州ではもう真っ赤になってきています。
つまりトランプリードですね。
これは毎度のことで、red mirage (レッド・ミラージュ) といわれる現象。いなかの人口少ないところから開票作業が進み、都市部は人口多く時間かかりますから、リベラル側の票が後から押し上げてくることになります。
これは日本の開票作業でもまったく同じことが起こります。まあ、日本では都市部でもいなかと同じくらい保守なので、逆にびっくりしますが・・・。
今年はもう、どうなるかわかりません。
トランプさんは選挙の前からもう負けること見越して、「大統領選挙の結果は、連邦最高裁判所で争われることになる」と宣言し、9月18日に亡くなったギンズバーグさんの後任判事人事を大急ぎで押し込んだりしてます。
ちょうど四年前、共和党ミッチ・マコネル上院院内総務は「選挙の年の後任判事任命は控えるべき」と、11ヶ月もオバマ政権最後の年の判事指命を拒絶していたはずですが、その同じ上院議員らが、9月26日にトランプが指名したウルトラ保守の女性判事バレットを、10月26日に急ピッチ承認。その間、なんと、わずか 1ヶ月。「選挙の年の後任判事任命は控えるべき」どころか、選挙の一週間前に後任判事任命をしたことになる。なんなん、この共和党議員のトランプぶり。
しかも、トランプさんは自分が負けることを想定して「大統領選挙の結果は、連邦最高裁判所で争われることになる」から、自分に有利になる裁判官を、一ヶ月で承認させたことになる。
こんな低反発マットレスを用意しての選挙戦って、どうなんでしょう !?
新型コロナウイルスの感染対策のため、11月1日午後までに9300万人以上が期日前投票を済ませているのに加え、通常の数倍の有権者が投票用紙を郵送している。それが開票作業の遅れに拍車をかけるとみられている。
トランプ氏は3日の内に結果が出ないのはおかしいと主張しているが、選挙当日に結果が出ないのは珍しいことではない。
いつもは、日本時間の水曜日の夕刻、おうちに帰って、ビール飲みながら、塗り絵しながら、スピーチの瞬間を待つ、という感じなんですが、どうなるのでしょうか !!!
Electoral College Interactive Maps: The Road to 270
2016年の大統領選挙では・・・
そういえば、
4年前はすごかったな・・・。popular votes ではヒラリー票が多かったにもかかわらず、選挙人票でまさかのトランプ勝ち、という結果に・・・。
大地が割れる音がした・・・
お酒が無性に飲みたくなり、飲みに行った (下戸なのに !)
一週間、なにも記憶がない・・・
世界終わった・・・
という声が
学生さんの中には、
トランプ大統領誕生て、授業中にネイティヴの先生が狂喜乱舞で、もうどうしようかとおもった、、、、
とびっくり涙目の学生さんもいました。少なくとも2カ所の大学できいたな、これ。
2000年の大統領選挙では
あと、2000年の大統領選挙の時の塗り絵も混乱を極めました。
フロリダはほぼ青確定報道 → 赤かも → いや青確定 (だよね、と言いながら青く塗る) → いや、赤です ! (ああああぁ`っ、もう塗ったがな ! ) と、色の反転の繰り返しで、もう塗り絵がぐちゃぐちゃだった。
で、結局、大統領選挙は二か月後に最高裁で勝敗が決まるという、もう、最後のあたりはダレダレな感じのうんざりになってしまった・・・。
(今回はこの時よりも最悪な展開が待っている感じしますが)
などなど、話は尽きないのですが、
当日のハイライトは、なんといっても、この瞬間です。
ふたつのスピーチ開始の瞬間を見逃さない !
敗北宣言スピーチと勝利宣言スピーチ、
この二つの瞬間を見逃すな !!!
どんどんと開票作業が進められ、青と赤に塗られていく中、ある程度、集計されてくると、当選確実な候補がどちらかなのか、いわゆる「当確」が発表されます。
そしてまず選挙に敗れた側が、勝者にお祝いの電話をおくります。メディアは一斉に、敗者の方の候補者と支持者が集まっている会場にぐわっとフォーカスします。それからコンセッション・スピーチが始まります。全米の映像が移動するその瞬間を 2008年の ABC News の中継で体感してみましょう。
2008年大統領選の感動の Concession Speech
2008年のマケイン上院議員のコンセッション・スピーチは、状況的に非常に難易度の高いスピーチでした。
初のアフリカ系アメリカ人大統領の瞬間です。一歩間違えば、マケインさんのスピーチの言葉一つ、デリバリー一つで、暴動すら誘発しかねません。ほんとうに、暗殺の危機すらリアルにあったのです。
しかし、真の民主主義のリーダーは、力の行使でもなく、デマでもなく、言葉で人々に語りかけ、言葉で人々を導きます。
下のライブ動画でマケイン上院議員のスピーチの最初の部分だけでも見てみましょう。マケインさんは、しっかりと会場のブーイングを手で押さえながら、静かに会場の人々に語り掛けます。
コンセッション concession とは勝利を勝者に「譲る」いう意味。
選挙によって、まるで関ヶ原の合戦のように分断されたネイションを、しっかりと修復し、勝者の側を祝福し、国民のために一丸となって協力を惜しまないことを約束する。
これが、民主主義とフェアプレイの伝統にしっかりと根差したアメリカ大統領選挙の伝統でもあります。
12年前は、マケイン上院議員のスピーチの時点で、もう早々にビール片手にだだ泣きしたよ。
ビール片手にマケインさんの潔いスピーチにだだ泣きする図。
いわば Concession Speech は敗者が勝者を紹介するスピーチ
そしてその後で、勝者となった候補者がいる会場にどーーーーっとカメラワークが移動します。その移動の瞬間がね、やっぱりダイナミックな民主主義の力というものを感じさせる瞬間です。
カメラワークがシカゴのオバマ候補の会場に移り、いままさに勝利宣言スピーチが行われる瞬間を見てみましょう。2008年。米国史上初めてのアフリカ系アメリカの大統領の誕生の瞬間です。
また、四年前のヒラリー候補の敗北宣言スピーチも素晴らしいものだったと評価が高いです。
まさか負けないだろうと思われていた選挙でも、プラン A の勝利スピーチと、プラン B の敗北スピーチを用意しなければなりません。この瞬間、ネガティブな感情を抑え、スピーチをデリバリーするのは、私にはとても困難でできそうにない感じがしますが、やはりそこは政治家なので、すごいんですよね。
まず今回、どちらの候補が勝つかもわかりませんが、両候補者がフェアプレイと民主主義の伝統に立ち、どのような「品位ある」スピーチをするかどうか、それが見所です。
実は、現在、アメリカでは銃の購入が増大しており、スピーチのあり方によっては、いつ何時、凶悪な暴力事件が起こるかもしれません。
知らない、勝手に暴動が起こった、では済まされないのですから、一国のリーダーとして、国民にどのようなスピーチで団結を呼びかけるのか、見ておきたいと思います。
し・か・し、
そもそも、そのような通常の大統領選挙の敗北宣言スピーチに見られるようなフェアプレイの伝統の継承は、トランプ大統領に期待できるものなのでしょうか。
都市部の集計は遅くなるので、
共和党の強い田舎から集計が出てきますが、
途中で一方的に勝利宣言すると言っているトランプさん。
今日はもう、ちょっと目が離せませんね !
待ち時間は、塗り絵をしながら !
アメリカ大統領選挙は現地時間 11月3日 (火) の夜に投開票となりますが、日本時間ではだいたい 11月4日 (水) の午後ぐらいから。
青と赤の蛍光マーカーをもって、インターネットの前にスタンバイしましょう。テレビも同時につけるといいかもね。さあ、塗り絵の開始です。
また、両者がどのようなスピーチをするのか、自分の目で目撃してみよう !
トランプさんは裁判おこす気まんまんな感じだし、トランプ・カジノ帝国の没落なども含め、数多くの訴訟で倒れても、札束をもって起きあがるトランプさんは、今度は誰を相手に訴訟を起こすのでしょうか。
ま、まさか大統領が国家元首であり行政の首長でもある大統領を自分で訴えるとか、そんな感じ !?
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